福岡市立小学校で保護者への連絡用に使われている「学校安心メール」で、子どものワクチン治験への参加を求める案内が送られていたことが分かりました。
福岡市教育委員会によりますと、29日、「学校安心メール」に5歳から11歳の子どもを対象とした、感染症予防ワクチンの臨床試験参加者を募集する案内が記載されていたということです。
「学校安心メール」は、運営業者が小学校などと提携し、保護者への一斉連絡手段として使用されているものです。
今回の案内はメールの協力事業者とされる会社の名前で、参加者には8回程度の通院で1回あたり1万5000円程度の支払いが謳われていました。
福岡市では市立小学校約130校の保護者に送られましたが、学校が関与したものではなく、福岡市周辺の自治体でも同様のメールが確認されています。
福岡市教委は「センシティブな内容で、不安に思う保護者もいる。再発防止に努める」としています。
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